本当にあった怖い体験④
これは私が小学生の時のお話です。
田舎であった通学路に突然現れた廃バス。
私達小学生数名は早速秘密基地とし遊んでおりました。秘密基地といっても家のお菓子を持ち込んで話しながら食べる程度。お菓子はバスの棚に隠していました。
しかし、いつからかその持ち込んだお菓子がなくなるようになったんです。
最初は誰かが間違えて食べてしまったかと思いましたが、そうではないんです。
漫画なんかもなくなっていました。
だいたいみんないっしょに帰っているんで誰が犯人かわからず。少しづつ隠すお菓子も減っていきました。
ある日の帰り道、いつものようにバスにいくといつもと違いドアが開いているのが見えます。雨が入るのを防ぐためドアは閉めていくのがルールではありました。
そのドアが開いているため、なんとなく嫌な予感がし静かにバスに近づきました。
恐る恐るバスを見ると人の声がし誰がいるのが見えます。バスの所有者かと思うもそんな雰囲気ではありません。
静かにバスには入りました。