本当にあった怖い体験③

私が小学生だった時の話です。

突然田舎の道に乗り捨てられたバス。

なんの動きもないまま数日が過ぎました。
やはり、そこは小学生。最初は警戒していましたがだんだんと平気になり、友人数名とバスの中に入るようになります。ドアを力を入れて開けると簡単にあきます。

中は蒸し暑く独特なシートの匂いがしました。
ハンドルもさわりましたが所々さびており捨てられたような感じでした。

ただの古いバスなんですが、誰かがここを秘密基地にしようぜ、と言いました。
小学生男子は新たな場所があるとすぐ秘密基地を作ります。橋の下や古い家の裏、なんでも秘密基地です。

バスもすぐに秘密基地になり帰り道にバスに入り作戦会議をして帰ることになりました。作戦とはお菓子を持ちこむこと。家からお菓子を持ち秘密基地であるバスで食べることにしたのです。
 
翌日から作戦実行。
お菓子をバスに持ち込み秘密の作戦会議をしました。
お菓子はバスのシートや天井の棚に隠しました。

しかし、おかしな事がおこったのです。お菓子だけにですか、、

つづく 日比