休職の相談

精神科産業医としても勤務しています。
通常の外来診察でもそうですが、勤務されている方が休職して職場を休んだ方がいいかの相談を受けることがあります。心理的な休職ですと一般的に1ヶ月から3ヶ月と長期的になる事が多く、やはり決断には勇気がいるものです。
その際にはこのまま勤務を継続して回復していくのかがポイントと考えています。業務内容等調整し勤務を継続することで少しづつ回復の兆しがあれば継続が望ましいと思います。ただ、回復の兆しがなく月に数日と休んでしまうならばいったんまとまった休み、いわゆる休職とし十分休養をとる事が望ましいでしょう。
1日休んで回復すればいいのですが会社に休みの連絡を入れたものの明日は行かないと、というプレッシャーがあれば十分休めません。
なかなか難しい決断ですが1番は自分の健康と自身の家族を優先して考えて頂くのが大事だと思います。

吉祥寺いろはメンタルクリニック
日比慎太郎