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3月11日に福島県にいた話②

あたりは真っ暗になったがいままで体験したことがない揺れは続いていた。テレビでは新幹線は止まっていること(つまり家には帰れない)が流れていて病院の中でも郡山のホテルは安全が保証できないため宿泊できないと誰かが話ていた。その間何度も揺れが起きては病院の外に出て吹雪が寒くて病院に戻ることを繰り返していたがいつしか大きな揺れに慣れてきて動じなくなっていった。慣れとは恐ろしい。

あの時驚いたのはまず電話がパンクして携帯がかからなくなりましたがいち早く公衆電話が無料でかけられるようになった事だ。地味かもしれないがその時のNTTの対応は本当に感心した。さすがです。1年近く勤務していだが週に一回金曜日勤務だったりで知り合いもいず孤独にうろいろしていた。夜も遅くなりいったんは帰った職員さんも家がつぶれて入れなかった人がいたり病院が心配だったり中にはおにぎり握って持ってきてくれた方もいた。昼から何も食べてないので本当にありがたかった。近くのコンビニはシャッター降ろして入れなくなっていた。揺れは続くし夜にはテレビでは原発がメルトダウンするかもという話になっていた。実際にはメルトダウンしてたのだが。

結局その日は病院のロビーの待合ソファーで寝ることになった。悲しいことに病院のロビーは少しおしゃれ仕様になっていてソファーがバナナみたいに曲がってるやつなの。だから体を曲げないと横になれないし完全に不自然であった。病院のロビーでは一日中テレビで津波の映像が流れ福島県の中通りの地震が報道されていたがそこは中通りだった。もしかしたら病院もつぶれるかもしれないしこりゃ下手したら無事じゃないかも、死ぬかもなと意識したりもした。家族に電話はかけたかったが充電はなくなっていた。 つづく

吉祥寺いろはメンタルクリニック 日比慎太郎

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