座間の事件と死にたい気持ち
ここ数日テレビや雑誌で座間の殺人事件が多く取り上げられている。アパートの一室に9人の遺体。
被害者と犯人の多くはSNSで知り合い、自殺願望があった様。
この死にたい気持ち。
こころのバランスが崩れると現れる事があります。通常元気な際は死にたい気持ちになるなんて事はほとんどなく、死にたくなったとしても一時的で続く事は多くありません。
実際私は自殺未遂後に助かった方と集中治療室にて何度も面接しましたが、不思議と皆落ちついていて今は死にたい気持ちはない、とか落ちついていると話してくださった事が印象的でした。
死にたくなる、それが続き実行しようとしてしまう。これはやはり、病状です。いわゆる死にたい病です。
電通事件も自殺する位なら仕事をやめればいいのにという考えも多くありましたが、重度のうつ病になると退職するという選択肢を選ぶパワーはなく、(退職も多くの人手続き、エネルギーを要します)、避けたい、行きたくないと考え、中には死ぬ事を考えてしまうこともあります。
死にたい気持ちが続くのはやはり病気です。病気であれば病院にて相談はできると思います。あとは逃げる事も大事です。死を考えるなら逃げる事は恥ではないと思います。